こちらではウインチ設計に重要な
フリートアングルについて説明します。
フリートアングルとは
- フリートアングルとは下図に示すように,シーブとドラムの中心を結ぶ線と,ドラムのフランジの内側とを結ぶ線とがなす角度(θ)です。  ▲フリートアングル説明図 
- この角度が、溝無し多層巻ドラムでは1.5度以内、溝なし一層巻ドラムでは2度以内、溝付一層巻ドラムでは4度以内であれば、ワイヤロープはきれいに巻かれます。
   - ▲溝なしドラム(左) スパイラル溝付ドラム(右) 
 この角度より大きいと、ドラム端にワイヤロープが近づいたとき、ワイヤロープが乗り上がったり、シーブの縁でワイヤロープが擦れたりします。
 このように、ウインチにおいてフリートアングルは極めて重要です。設計時に十分確認する必要があります。





